あらすじ
気付けば2人は、それぞれの密室に閉じ込められていた。
PCが置かれており、自分と同じ境遇の人間がもう1人いることがわかり、2人は状況を確認し合う。 しかも、自分に関する記憶が一部を除いて無くなっているのだった。
そこへ“ゲームマスター”を名乗る、謎の人物から連絡がある。
2人は「脱出ゲーム」の参加者であるという。
無事に脱出できれば、“高額の賞品”があるという。
それは、欲しくない人間などいるはずもなく、それが買えるのならば、人によっては、百万でも一千万でも、それこそ一億でも払うような“賞品”だという。
最初は2人も、今時の若者らしくノリがよくて、視聴者たちのリクエストにも気さくに答えてくれる。
和気藹々としたムードの中、司会者のように振舞う管理人に促され、自己紹介やら何やらで楽しく盛り上がる。 そんな中、最初のゲームが出題される。
2人は視聴者に助けを求めながら、協力して解き、答えを得る。
「イズミカイト」
それを聞いた途端、2人の顔が強張る。
直前までの和気藹々とした雰囲気は霧散する……謎を解くにつれて記憶の断片・触れたくない忘れていた記憶に少しずつ触れていく……。傍観者の諸君、ただ傍観するだけではおもしろくない、彼らの運命はあなたが決めるんです。謎を解いて無事に脱出させることができるのか、はたまたバッドエンドになるのかは、あなたの指ひとつ……さぁ、選択しなさい。